今回は飴細工をする上でよく使用されるシリコンを使った球体作りを紹介していきたいと思います
ガラス玉のような感じ♪透き通っててとても綺麗ですね♡でもどんな時に使用するんですか??
使用方法の例を挙げてみるよ︎☆
- そのまま飾りとして使用する
- 大きいものはピエスモンテの土台に使用できる
- 飴で花を作るときの軸に使用する
- ピエスモンテを組むときに補強として使用する
いろいろなことに使えるんですね♡でも作るの難しそう…
とても簡単だから安心して♪とりあえず今回は【シリコンで球体づくり】の初級編です!!
基本を学ぶことがとても大事です
基本的な仕組みなどを理解した上で応用編に進むととてもスムーズに技術を物にできるのでしっかり基本を学びましょう
コンテストにおいてもクーレに気泡が入っていると減点対象となるので気をつけましょうね
- シリコンを使って球体を作りたい
- 流したはいいけどいつも気泡が入って綺麗じゃない
- 炙ったらいきなりヒビが入ってしまう
このようなお悩みを抱えている方必見です!!
ポイントを押さえていけばかなり簡単なので頑張っていきましょう♪
よろしくお願いします♡
シリコンを使った球体の作り方 【初級編】
シュクルクーレ【球体】の材料
- パラチニット 100%
- 水 10%
これが基本の割合です!パラチニット単体を溶かすだけでも使用出来ますが、水を入れて170℃まで煮詰める方が強度が上がります
使う道具
- 手鍋
- ゴムベラ
- シリコン製の型
- 温度計
- 赤外線式温度計【無くても可】
シリコン製の型について
市販のものと自作のものと二種類あります
このシリコンの型はかなり使い勝手がよく、飴細工だけではなくチョコレートのガナッシュを流し込んだり、ムースのセンターを流したりなど幅広く使っています!
市販のものだと飴細工専用の物や製氷器、レジン用シリコンモールドなどが使えます!
自分は飴細工を食品として扱うので食品対応のシリコンを使用しています。
自作は文字通り自分でシリコン型を作ることです♪
自作のシリコン型作りはまた別の機会に説明します!
自作の場合ももちろん食品対応のシリコン剤を使用していますよ!
いつも製作の時に使用しているシリコン剤がこちらです♪
シリコンを使った球体の作り方
今回は市販品と自作の二種類を使用して作っていきたいと思います
①手鍋に水、パラチニットを入れ火にかける
色をつけたい場合はこの時点で食用色素を入れます
②170℃まで煮詰めあげる
炊き上がり以降の温度上昇を抑えるために濡れたダスターなどを利用して鍋底を少し冷ますのがポイントです
③飴ランプに数分当てる
この作業を行う事によって余計な気泡をぐんと減らすことができます
飴ランプがない場合はこの作業は飛ばしていいです
④ガストーチを利用し鍋に残った気泡を消しながら155℃まで温度を下げる
飴細工で必須なガストーチ 断然おすすめはこちらです
いろいろなガストーチを使用してきましたけど、火力調整やホールド機能、1番は壊れにくさの面でこのガストーチを使用し続けています☆
⑤シリコンにそっと流し込む
綺麗な球体を作るには少し溢れるくらいがちょうどいいです
⑥常温で完全に冷ます
固まったみたいですね♡型から外してみていいですか??
冷めたなら大丈夫ですよ♪外してみてください!!
ちゃんと球体になってる♡でもなんか曇ってますね…失敗ですか?
安心してください!!ちゃんと成功しています☆
冷めて硬まった後はシリコンの特性上このような状態になります
これをガストーチで炙る事によって透明な球体になります
これで出来上がりです☆
透き通ってとてもきれいになりましたね♡
これは温度差が原因です
シリコンを使って飴の球体を作るポイント まとめ
ではポイントまとめです
- シリコン型は市販品と自作の二種類
- 食品用のシリコンがパティシエ【職人】として好ましい
- 流す前に気泡を極力消す事により透明感のある球体に仕上がる
- 流した後少し量が減るので綺麗な球体にする場合は流す量を気をつける
- 炙るときは飴の温度差に気をつける
今回の技法の応用で二色の飴を時間差で入れたりする事により宝石のような輝きを出す方法などがあります
それはまた違う機会に紹介しますね☆まずは基本的な流し方をマスターしてみてください♪
ガラス玉のようなとてもきれいな飴の作り方でしたね♡いろいろな色で作ってみたくなりました♪今回もありがとうございました♡