今回は飴を使ってシルクハットを製作します
コンテストなどで時折みかけるパーツですね!!
シュクルクーレの応用編になります
温度差の影響を受けやすい薄いパーツを使うので飴の温度管理がとても大事となります。
飴の焚き上げや流す温度、形を整える温度や接着するタイミングなど、他のパーツ作りやピエスモンテのモンタージュの際の大事なことが凝縮されているとおもいます
こちらの作り方を学び繰り返す事により技術向上間違いなしです!
基本的なシュクルクーレの作り方はこちらから
おしゃれなシルクハットを早速作っていこう☆
とても楽しみ♡よろしくお願いします♡
飴でシルクハットを作る方法
使う道具
- 手鍋
- ゴムベラ
- 塩ビシート
- ゴムリング6センチ
- 抜き型 サークル状
- オーブンシート【紙でも可】
- 4号セルクル
- ホットプレート
- 温度計
- 赤外線式温度計
塩ビシートは飴細工の必需品です!使いやすいのは2ミリです♪
使う材料
- パラチニット400g
- 水40g
- 色素【赤、青、黄】 適量
今回は黒いシルクハットを製作します
黒いシルクハットならば過去に作った作品やパーツなどを溶かして再利用する事もできます
ベタつきを避けるためにグラニュー糖ベースよりパラチニットベースのパーツの方が好ましいです
飴でシルクハットを作る方法
①塩ビシートを27.5㎝×7.5㎝のサイズにカットする それを別の塩ビシートにセットする
②塩ビシートの上に4号サイズのセルクルに薄くサラダ油を塗りその中心にゴム製のリングを置く
ゴムのリングがなければ塩ビシートを直径6センチの円状にくり抜いたものでも大丈夫です
このサークルカッターは2ミリ厚の塩ビシートも簡単に円状にくりぬけます♪
③①と②にオーブンシートをセットする
紙類を一枚かませることで型とのくっつきを防ぎます!!
④手鍋にパラチニット、水、色素を入れ火にかける
赤、青、黄の色素を少し入れると黒に近い色を出すことができます
極端に入れすぎると飴が柔らかくなる場合があるのでご注意ください
⑤170℃以上まで煮詰めたら温度上昇を抑えるために濡れたタオルの上に置く
⑥145℃まで温度が下がったら塩ビの枠とセルクルの方に薄く流し込む
⑦80℃になったら塩ビシートの外枠とセルクルを外します
慌てずにゆっくり慎重に♡
⑧四角い方の飴を飴ランプに移し丸の抜き型を使い徐々に筒の形にしていきます
無理に形を整えようとすると割れてしまうので注意しましょう!
⑨筒状になったら塩ビシートの上にセットし先ほど使った飴を筒の底の方に流し込みます
⑧の飴が冷め過ぎたら飴を流すときの温度差で割れてしまうので注意しましょう
⑩⑨の飴が冷めたら飴ランプを利用し少しずつ温めてあげます
次の作業時も温度差で割れてしまう可能性があるのでそれを防ぐためです!
⑪ホットプレートを使用しリング状の飴の上に接着します
ホットプレートを使用する事により温度差によるひび割れを極力減らすことができます
飴のパーツを作るときや組み立て(モンタージュ)の時はかなりお世話になっています!サイズも金額もお手頃です♪
完成です☆
飴でシルクハットを作るときのポイントまとめ
- 紙を敷いてから塩ビシートをセットする
- 飴で黒を作りたいときは色の三原色を混ぜる【赤、青、黄】
- 飴を流す温度は145℃を目安に
- 割れないように慎重に外す
- 接着は割れを防ぐためにホットプレートを使用する
飴の温度管理が重要になります。
冷たすぎると割れてしまいますし、熱すぎると形が整いません。
今回のシルクハットだけでなく、他の形のパーツや組み立てる時などこの温度管理がとても重要になるので是非参考にしてみてください♪
温度を計りながら作る事を繰り返すと『このタイミングなら割れない!』という感覚が備わるんですね♡その感覚がとても大事だし、本当の意味で技術向上な気がします!!今回もありがとうございました♡