悩みとお別れ!飴の炊き方&冷まし方をどこよりも詳しく解説!

引き飴【シュクルティレ】
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飴細工を始めた時に初心者さんが良くぶつかる問題

  • 炊き終わったら思った色じゃなかった
  • 温度は下がっているのに飴が全然固まらない
  • 固すぎて飴をうまく引く事ができない
  • 飴を冷ます作業が終わったらつぶつぶがいつの間にか入って綺麗じゃない

これらの問題があります

あまいろ
あまいろ

自分も飴細工を始めた頃はよくありました。

でも今はそのようなことは滅多にありません。

その問題の全ては炊き方、冷まし方にあるということを学んだからです。

ポイントをおさえることによってこのような問題とお別れできます♪

世界大会で活躍されてる方々もきっと炊き方や冷まし方が悪い飴では綺麗な作品は作れません!!!

こいちご
こいちご

綺麗なものを作るには基本がかなり大事なんですね♡

なので今回は基本中の基本である飴の炊き方や冷まし方を中心に解説していきます!

あまいろ
あまいろ

自分は飴細工を始めて10年以上になるのでその間培った知識を皆さんに伝授します☆

失敗しやすいところなど飴細工経験者にしか伝えることのできない内容となっています! ポイントを押さえれば難しいことはないのでぜひ最後までご覧ください♪

あまいろ
あまいろ

使用する道具などの説明はこちらから☆

【2024年版】迷わずスタートできる!飴細工を始めるにあたって必要なことまとめ
飴細工を作るのに必要最低限知っておかなくてはいけないことを飴細工歴10年以上の経験をもとにわかりやすく解説しています♪飴細工を始めたいけど何を用意したらわからない、そもそも飴細工とは?そのような疑問にお答えしています♪専門学生さんや若手パティシエさんにお勧めです!

飴細工に使う砂糖の違いについて

まずは使う材料について説明します。

基本はグラニュー糖、もしくはパラチニットを使用します

グラニュー糖はパラチニット艶が綺麗に出ますが砂糖の性質上焚き上げる最中に茶色の色がつきやすくなります その上湿気に弱いのが弱点です

パラチニットの方はグラニュー糖に比べ色がつきにくく、青色などの飴を引く場合や流し飴など透明感を出す場合に活躍します

価格はグラニュー糖よりも高いです。

どのような使い方をするかにより砂糖の種類を切り替えるといいと思います。

グラニュー糖を使った基本的な引き飴の配合

  • グラニュー糖 500g
  • 水あめ 25g
  • 水 175g
  • クレームタータ 1.25g

酒石カリウム【クレームタータ】を使用することにより硬さを調整出来ます

入れすぎるとやわやわになってしまい飴を引く事ができなくなるので注意です。

色を付ける場合

  • 食用色素 適量
  • グラニュー糖 10g
  • 水 10g

※グラニュー糖と水は合わせて火にかけてシロップにしておく

こいちご
こいちご

酸を入れて硬さを調整出来るのでレモン汁で硬さを整える方もいますね

使う道具

  • 手鍋
  • ゴムベラ
  • 温度計
  • マーブル台
  • シルパット
  • ゴム手袋

では実際に炊いていきます☆

グラニュー糖を使った引き飴の炊き方

①手鍋に水、グラニュー糖、酒石酸カリウム、水飴順番に入れます

あまいろ
あまいろ

最初に水を入れないといきなり焦げ付く可能性があるので順番は守りましょう♪

あまいろ
あまいろ

酒石酸は微量計でしっかりと測りましょう

②食用色素に少量のシロップを入れ混ぜておく

こいちご
こいちご

今回は水と砂糖を1:1であたため溶かしたものでといてます♡

あまいろ
あまいろ

少量でといてくださいねドロドロぐらいがベストです!シャバシャバだと固まりにくい原因になるので注意です!

③鍋の内側をシリコン製のはけで綺麗する。

あまいろ
あまいろ

コップに水を張ってその中にはけを入れてます!

こいちご
こいちご

鍋淵から焦げ付くのを防止してるのですね

120℃超えたら食用色素をいれる

飴を引く時色が薄くなるので濃い色にする場合は多めに入れます

168℃になったら火を止め鍋底を濡れたタオルなどで冷まし温度上昇を抑える

あまいろ
あまいろ

初心者さんや力が少ない方は165℃で止めるのがいいと思います!!!

こいちご
こいちご

炊き上がりの温度で使う時の飴の硬さが変わるわけですね!

あまいろ
あまいろ

温度が高くなるほど固くなっていきます!その分ツヤが出やすいので自分に合った温度を見つけましょう♪上達するポイントです!

⑥マーブル台の上にシリコンマットを敷いてそこに広げるように流していく

⑦淵が少し固まったらゴム手袋をした指を使って内側に少しずつ集めていく

あまいろ
あまいろ

バリバリになるまで冷え切ってしまうと仕上がりがつぶつぶだらけになるので、淵が少し固まるくらいから冷まし出すのがベストです。

⑧コロコロと転がしながら伸ばしていき、それを三つ折り折りにしていく。それを繰り返していきます

あまいろ
あまいろ

いろいろある均等に冷ます方法の中で1番しやすかったですよ!最近はこの方法しかしてません♪

こいちご
こいちご

偏った冷め方をするとまたつぶつぶが入る原因になるんですね

60℃ぐらいになったら引っ張ってまとめてを繰り返していく

こいちご
こいちご

艶が入ってきましたね♡キラキラでとっても綺麗♡

ここで引きすぎると艶が入らないマットな感じになってしまうのでかなり注意です!

こんな感じになったらOK

あまいろ
あまいろ

ピカピカですね☆

こいちご
こいちご

あれ?艶がなくなってきた

あまいろ
あまいろ

この大きなブロックの状態では温かさが残るからつやをキープできないんだよ!この状態のものを薄く引っ張ることによって艶が残るんだ☆

こいちご
こいちご

飴自体が薄かったりすると急激に冷めるからツヤをキープするのか♪それを一つ一つ繰り返して組み合わせてお花を作ったりするんですね♡

あまいろ
あまいろ

ちなみに保存はこのようにジップ付きのビニールに乾燥剤と一緒にして保存します♪

あまいろ
あまいろ

今回炊いた引き飴の使い方はこちらからどうぞ

飴の引き方を知らずしていい作品は作れません!!【飴の基本の引き方】
飴細工の一番の魅力であるツヤ感!引き方をちゃんと学んでないときれいなツヤを出すことができません!飴細工初心者さんや飴細工を始めたい方必見☆飴細工歴十年以上の現役パティシエがどこよりもわかりやすく解説します!遠回りせずにスムーズに飴が引けるようになりますよ♪♪

飴の炊き方、冷まし方のポイントまとめ

  • 色素はドロドロ状態で使用する
  • 炊いているときは鍋のふちを刷毛を使い綺麗にする
  • 温度が上がったら濡れたタオルで鍋ごと冷ます
  • バリバリに固まる前に内側にまとめていく
  • 転がす→三つ折り→転がすを繰り返しながら冷ましていく
  • 引きすぎたらマットになってツヤが出ない
  • 乾燥剤とともにジップ付きの袋で保存
あまいろ
あまいろ

今回は引き飴の炊き方だったけど別の記事に流し飴の炊き方を説明しています

シュクレクーレ【流し飴】でお困りの方へ 基本レシピと悩みの解決策
コンテストなどの審査で勝敗を大きく左右するパーツ【シュクレクーレ】 今回は基本の方法からシュクレクーレ【流し飴】の問題解決策を説明しています。きれいな作品を作るにはまずは基本から丁寧に学んでいきましょう
こいちご
こいちご

炊き方や冷まし方のポイントを押さえれば安定した綺麗な飴細工が出来ますね♪今回もありがとうございました♡

プロフィール
amairo

現在パティシエ歴14年目になりました♪役職はシェフをやらせていただいております!(オーナーではなく雇われです】飴細工に関しても同じくらいの期間やってきています☆日々お客様の喜ぶ顔を見るために努力を続けています♪

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