- シリコンで葉の模様をつけたいけど割れてしまう
- 引き飴を綺麗なしずく型に作ることができない
- 葉っぱを作るとツヤが出ず綺麗じゃない

飴細工の葉っぱを作る時このようなお悩み出てきませんか?
皿盛りデザートでちょっとした飾りにしたり、ピエスモンテでのあら隠しに使えたりととても便利な飴の葉っぱ
葉脈がしっかりと出ることにより光の屈折率が上がってキラキラ感が増されます
飴細工をする上で必要な技法ですが上記のようなお悩みを持つ人が多いのも事実。
でも実はコツを抑えることにより簡単に作ることができます

飴細工経験10年以上の自分が実際に作りながら解説していきます☆
どこよりもわかりやすく、詳しく解説していきますのでぜひご覧ください
今回の記事を読むことによって
- 綺麗な形のキラキラした葉の作り方を知る事が出来る
- 飴細工の葉っぱの失敗しないポイントが分かる
- 完全に葉っぱ作りだけにフォーカスを当てるのでどこよりも詳しい説明を得ることが出来る
飴細工で葉っぱを作りたい方、綺麗なものが作れていない方にはメリットだらけです
ではさっそくスタート☆
飴細工の葉っぱづくりで出てくる悩みの原因
まずは飴の葉っぱ作りの悩みの原因を説明します

失敗する原因がわかると解決に結びつきますよね♡
シリコンで葉の模様をつけたいけど割れてしまう→ツヤを出すのを意識しすぎて飴が硬すぎるorシリコンを押さえるのが遅い
引き飴を綺麗なしずく型に作ることができない→引く時に直線的にしか引いてない
葉っぱを作るとツヤが出ず綺麗じゃない→シリコンで押さえるタイミングが早すぎる
通常の花びらなどは引き終わりがMAXのツヤが出るタイミングに合わせますが、
飴を引く=MAXのツヤ
葉っぱなどシリコンを使う場合だと
飴を引く+シリコンで押さえるモーション=MAXのツヤ
と一つ工程が増えるのできれいな引き飴を作るタイミングが取りづらくなります。(つやが出せないOR割れてしまう)
これが1番の原因です。
次の章で葉っぱの基本的な作り方を詳しく説明していきます
今回使用したシリコン製の葉っぱの型です!値は張りますが長く使用しててわかる、引き飴を挟むのにほど良い硬さや耐久性はさすがマトファだなっと感じます
飴の葉っぱの作り方

飴細工の基本の引き方が大事になってきます!基本的な引き方は下のリンクからどうぞ☆

①緑色の引いた飴を引いていきます。まず親指と人差し指でつまむように少し引きます

②少し引いて部分を左右に広げます

③広げた中心からさするように飴を引いていきます

④左手で引いた飴を持って右手のはさみでカットします

⑤葉っぱの模様が入ったシリコン型でしっかりと挟みます

⑥上の型を外してそっと取り出せば完成です


フラットのもいいですが葉の根元のほうを少し曲げ全体的にひねりを加えたりするとキレイですよ
根元が厚くなる分ほかのものと接着しやすくなるメリットもあります


葉の先端を前に持ってきたりなどいろいろなアレンジを持たせることによって躍動感も生まれますよ

お悩み解決法の説明
しずく型作れない問題
まずはしずく型に作れない問題を解決していきましょう
飴の引き方、カットの仕方がかなり関係してきます
まずはダメな例です

この引き方は初心者さんがよくこのように引いてしまいます。これではきれいで自然な形を作ることが出来ません。次に良い例です

少し曲線を引く手とカットする手で意識してあげるとしずく型になりやすいです

似たような引き方ですけど出来上がりは全然違いますよね!手元を少し意識するだけで簡単にきれいなしずく型が出来ますよ
割れてしまったりつやが出ない問題
次は割れてしまったりつやが出ない問題ですね!
割れるのもつやが出ないのも温度に原因があります
感覚で覚えるのが一番なんですが今回はわかりやすくするために温度を測ってみました

今回使用した温度計は赤外線式で直接触れなくても温度がわかるので飴細工初心者さんにとってもおすすめです!
慣れてくると肌に当たる感覚で温度が大体わかるのですが、飴細工始めたてではそうはいきません。
さらに流し飴【シュクレクーレ】などではほぼこのタイプの温度計を使うと思うので持ってて損はないですよ♪
ちなみにチョコレートのテンパリングなどでも使用してます

お値段も良心的です♪
まずは飴が割れてしまう例ですね


温度が低いと押す力で割れてしまいます。上からシリコンを押さえるのが遅くても飴が固まってしまうので割れてしまう原因になります

硬くて薄いものに上から力が入ってしまうと割れてしまって当然ですよね!
逆に飴の温度が高ければどうでしょう?


つやがありません。そうです。温度が高すぎるとつやが出ない原因になるのです

引いた飴の状態が低すぎても高過ぎてもだめなんですね!
では引いた温度を先ほど試した飴たちの間くらいでやってみます



いい感じです♪
このちょうどいい温度帯を見つけるのが大事ですね
飴の硬さなど手の感覚で覚えるのが一番です

温度を測りながら一枚一枚の引いていくのは手間ですし、温度計にずっと頼っていると技術習得が遠回りになります!

飴細工の葉作る時のポイントまとめ
- 引き飴でしずく型を作るには少し曲線を描くイメージで
- 引いた後の温度が低いとシリコンで挟む時に割れやすくなる
- 引いた後の温度が高いと仕上がりのツヤが出ない
- ひねりなどを加えると躍動感が出る
- 手で感覚を覚える【これが一番大事】
しずく型は花びらにも応用がききますし、シリコンで押さえて模様を付けるのも葉っぱ以外によく使うので練習を繰り返して技術をものにしてください
今回の記事を参考にしていただけるときっと失敗することがぐーんと少なくなるはずです!

葉っぱづくりだけにフォーカスを当てた今回。いかがでしたか?これからも飴で悩んでいる皆さんのお役にたちたいです★ありがとうございました♪